冬場や気温の低い日は、浴室の床の冷たさが気になりますよね。
そんなときに役立つのが浴室用ジョイントマットです。
一方で、
本当に冷え対策になるの?
掃除が大変そう…
カビやぬめりは大丈夫?
と、使う前・使った後に疑問を感じる人も多いアイテムです。
この記事では、
前半で「ジョイントマットの保温効果」、
**後半で「無理のない掃除方法」**を中心に、
実際に使ううえで知っておきたいポイントをまとめました。
浴室ジョイントマットはなぜ冷え対策になる?
浴室の床が冷たく感じる一番の理由は、
床材が体の熱を奪ってしまうことにあります。
床が冷たく感じる仕組み
タイルやFRPの床は熱伝導率が高い
足裏の熱が床へ逃げやすい
実際の温度以上に「冷たい」と感じる
この状態を和らげるのが、ジョイントマットです。
ジョイントマットの保温効果の正体
浴室用ジョイントマットの多くは、EVA素材などの樹脂製です。
この素材には、冷え対策にうれしい特徴があります。
① 床との間に「空気層」ができる
ジョイントマットは床に直接足が触れません。
そのため、
床と足の間に空気が入り
熱が逃げにくくなる
結果として、足裏のヒヤッと感が軽減されます。
② クッション性で体感温度が上がる
硬い床に比べて、
柔らかいマットは体への刺激が少ないため、
冷たさを感じにくい
立っている時間がラク
というメリットがあります。
③ 部分使いでも十分効果がある
浴室全面に敷かなくても、
洗い場で立つ位置
シャワーを浴びる場所
この足元だけでも、
冷えの感じ方は大きく変わります。
👉 冷え対策としては「全面敷き」は必須ではありません。
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保温効果を高める使い方のコツ
ジョイントマットの冷え対策効果を活かすには、
次の使い方がおすすめです。
立つ位置だけに敷く
シャワー前に床へお湯を流してから使う
脱衣所を先に温めておく
これだけでも、
寒さのストレスはかなり軽減されます。
ここからが気になる「掃除」の話
冷え対策として便利な一方で、
気になるのが掃除や衛生面です。
浴室内で使うジョイントマットは、
皮脂
石けんカス
湿気
がたまりやすく、
放置するとぬめりやカビの原因になります。
ただし、毎日洗う必要はありません。
浴室ジョイントマットの基本の掃除方法(週1回でOK)
掃除の目安
通常使用:週1回
湿気が多い季節:状態を見て調整
手順
マットを外す
1枚ずつに分解すると洗いやすくなります。
シャワーで予洗い
髪の毛や表面の汚れを流します。
中性洗剤で洗う
浴室用、または台所用の中性洗剤を使用。
スポンジで軽くこすり、
目地や裏側も忘れずに。
しっかりすすぐ
洗剤残りはぬめりの原因になるため、丁寧に。
完全に乾燥させる
風通しのよい場所で立てかけて乾かします。
※強くこすりすぎると、表面が傷み汚れやすくなるので注意しましょう。
黒ずみ・軽いカビが出たときの対処法
少し黒ずみが見えた場合は、
酸素系漂白剤を使う方法が安心です。
手順
40〜50℃のお湯に酸素系漂白剤(粉)を溶かす
マットを30分〜1時間浸け置き
スポンジで軽くこすり、よくすすぐ
必ず完全乾燥
酸素系漂白剤は、
素材を傷めにくく、色柄マットにも使いやすいのが特徴です。
やってはいけない掃除方法
長く安全に使うため、次のことは避けましょう。
塩素系漂白剤の長時間使用
→ 劣化・変色の原因
熱湯をかけること
→ 変形しやすくなります
濡れたまま敷きっぱなし
→ カビが発生しやすくなります
カビを防ぐいちばん大事なポイント
ジョイントマットで最も重要なのは、
**「洗う頻度」より「乾燥」**です。
入浴後は、
マットを壁に立てかける
換気扇を30分以上回す
これだけで、
ぬめりやカビの発生を大きく減らせます。
裏面の水滴をサッと拭くだけでも効果があります。
掃除が負担に感じる場合の考え方
冷え対策が目的であれば、
無理にジョイントマットにこだわる必要はありません。
立つ位置だけ小さめマットを使う
寒い時期だけ期間限定で使う
続けられる使い方を選ぶことが、
結果的にいちばん清潔でラクです。
まとめ
浴室ジョイントマットは、
床からの冷えを和らげる
足元の快適さを高める
という点で、冷え対策として十分効果があります。
一方で、
週1回の掃除
使用後の乾燥
この2点を意識するだけで、
清潔さも無理なく保てます。
保温効果と掃除の手間を天秤にかけながら、
自分に合った使い方を選ぶことが大切です。
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